そのマルシェ会場の空気感を掴みましょう。
ようやく暖かくなってきました。
人も植物も虫たちも、待ちわびていた季節になってきました。
こうなると、どこかにお出かけしたくなってきますね。
インスタでは、毎週のように開催されているマルシェの情報が流れてきます。
スーパーや量販店、道の駅とも違う、個性的な商品が並ぶマルシェ。
出展者との会話も楽しみですね。
キッチンカーがずらりと並ぶマルシェの場合は、一見賑やかでいいのですが、そこに在るのはただただ売る、買う、食べるだけの
お祭りでおなじみの、的屋さんのような「ギラギラ感」がありますね。
そういう場の空気であれば、インパクトや派手さ、商品の持つ希少性や破壊力が威力を発揮します。
つまり、よそのキッチンカーよりも、まずは目立つこと。
また、元気よく積極的に来場者に「いらしゃいませー!どーぞ寄ってくださいー!」とお声かけをすることも、わくわく感を
演出しますので効果的ですね。
一方で、お店や個人としての出店の場合は、そのギラギラ感はあまり感じられないと思います。
むしろちょっと「引き気味」くらいの感じでしょうか。
つまり「待ち」の姿勢ですね。
来場者も、買うまえに、覗いてみるという感じではないでしょうか。

独自性を探していく
販売する商品の特徴や特別感、差別化できそうな要素は、それはそれでいいのですが、誰しも考える事はほぼ同じなので
結果、アウトプットしていく表現も似たような言葉になってきます。
じゃあどうする?
ここでよくセミナー等で実施されるキャッチコピー思考訓練を紹介します。
この双眼鏡の売上を10倍にしてください

こういうお題だと、スポーツ観戦の場合、大谷選手の汗も見えます!など、遠くに在るものの細部までよく見えます!
という機能やスペックを訴求するキャッチコピーになります。
まあ、双眼鏡ですから、そりゃそうですが、私の場合は以下の様なコピーになりました。
キミの未来を探しに行こう。
双眼鏡には、先に記したように、遠くに在るものを見るわけです。
見る⇒探す と変換します。
なにを探すのか?
例えば、里山や海に行って、野鳥や花や、水平線を行き交う船舶などを探すのです。
つまり、外出しようぜ、ってことです。
分かりやすい例えを言えば、ミシュランガイドの作戦です。
遠くに在る美味しいレストランに車で行ってもらいたい。タイヤをすり減らしたい。
そういう作戦の応用です。
着眼点は、外出。
つまり、家でyou tubeやゲーム、スマホばかりいじってる子供に、リアルな世界にもっと興味をもって欲しい、という
親に向けたメッセージとして設計しました。
将来は大型船舶の船長になりたい。
野鳥の研究に進みたい。
など、子供たちの将来をネットではなく、リアル社会からくみ取ってもらいたい、という親の気持ちを推察しました。
つまり、くすぶっていることは何か?ということ。

もっと言えば、ひとの心理を探っていく事。
社会的に多数を占める考え。
だいたい、そもそも、おおかたこんな感じだよね、とか。
でもそれって、そうかもしれないけど、そのままでいいのかな?、とか。本来ならこうあるべきじゃないかな、などですね。
分野で言えば、教育や流通している食品など、上記のような「在り方を問う」という入り口から思考をスタートさせていくと、
独自性を帯びてきます。
商品説明的なPOPではなくなってきます。
きっと と あきらかに の微妙な違い

「きっと」でもいいのですが、ちょっと無責任な約束のような感じがします。
「必ず」ではありきたりで、これも企業のHPにありがちなオーバープロミス感がします。
もっと、一刀両断のような、しっかりとした確かさを考えるときこうなります。

こう表現すると、「なっている」度合100%のような印象を受けます。
つまり、商品に本の少しの差異しかない場合、既視感があり、コモディティ化している場合、そんな場合は
Re Think
古くて新しいことを探す、突き詰めていく、というやり方が、独自性の言葉を生み出していきます。
POPやメッセージ、でマンネリ化でお悩みのかたに、安く早くそれでいて、他にない言葉を、世界観をお届けします。
ご相談、ご依頼、お待ちしております!