【コンテンツ、企画を考える】その質を最大化する!伝わりかたを強くする。

考える人、創る人は、ひとなんです。

コンテンツや企画には、それを考え、創った人の「人柄」、「性質」が反映されます。
つまり、そのひとが、これまで「どう生きてきたのか」が根底にあります。

どういうことか?

そろそろ「めんどくさい」を言い出す小3、小4の頃。
我欲、煩悩がでてくる小6の頃。
自我の基礎が出始めて、SNSの村社会の掟に怯える中学時代。
敵か味方か、を付けたがる高校。
世の中のトレンド、友人を最優先していた大学時代。
不条理と自分の位置が分かり始める社会人。

その時々の事象に対して、自分がどう対処し、どう意味を付けてきたのか。

否が応でも、それらが脳内の記憶として存在している以上は、そういう思考の方向性が見え隠れします。
また、それらの積算されたものが、そのひとのセンスの根っこと言っても良いかもです。

どういう家庭環境だったのか。
どういうことに興味を持ってきたのか。親や友人との会話で、何に気を付けてきたのか。
何が不満で、何が希望で、何に怒りを感じてきたのか。

きっと、その連続の先に在るのが、今のあなた自身だと言えます。

いったん自由に考え、そして、モヤモヤの中を動き回ります。

そのモヤモヤの中において、社会では「これは、くすぶっている人が多いのではないか?」とか、「それがめんどくさいと思う人と、そう思わない人はいそうか?」など、仮説を立てていきます。

その時点で、解決すべきこと、お題、目標や将来的にこう在ったらいいよな、がおぼろげながらでも見えているのならば、
その「こう在ったらいいよね」と見比べながら、モヤモヤのなかを進んでいきます。

じつは、そのモヤモヤの中にこそ、コンテンツや企画のコアとなるものが潜んでいます。
つまり、それを見つける為に、進んでいるのです。

この辺りで、少しづつ「言語化」したり「視覚化」したり、人に会ったり、話したり、自分の考えをぶつけてみます。
これ、けっこう重要です。
アウトプットとインプットを繰り返す、会話というものは、視野が狭くなることを防げるし、まったく予想しなかった意見ももらえるからです。

この予想もしなかった事の示唆を得るとは、つまり、これまで自分が歩んできた人生において、まったく未知の領域からの新しいヒントを得れること、と言えます。


分からない事は、知ったかぶりをせず、クライアントに聞こう。

そろそろ、こんな感じかな、というなんらかのアウトプットが見えてきます。
で、この辺りで一度(実は時間があれば、複数回が間違いなく良いです)発注者やクライアントに直接、確認の意味でも
聞いてみる事をお勧めします。

これって、何のために、誰の為に、つくったのですか?もしくは、なぜやるのですか?

この質問は、言葉を選んでしないと、クライアントや発注者の機嫌を損ねかねますので、最初にこういいます。

現時点での、考えの進捗をお伝えしたいので、お時間をください。
合意形成として、また間違った方向に行かないためにも、お願いします、と。

もう少し、言葉を足すと、ぼくはコピーライターなので、考えて、考えて、考えまくって「この商品、この事業、ひいては御社にしか言えないこと」を見つけます。
ですので、合意形成を複数回させてもらい、コンテンツの質、企画の確かさ、予算以上の貢献をゴールとして考えています。

で、このとき、仮説として提出する企画は、ステートメントが一番です。
1、2枚のステートメントを書きます。
そして、それをデザイナーに簡単でいいので、視覚化してもらいます。

3枚くらいの企画書になっていきます。

コンサルではないので、ホワイトペーパーやサイエンス的な数字も、あればあれで説得力の補強はできます。
でも、未来へのわくわく感や胸が熱くなるような、熱量は生まれません。

なぜか?

ただでさえ分析麻痺、受容アンテナ麻痺に、クライアントも提出する側もなっています。
もう、それ以上の「重箱の隅を突っつく、粗探し」は要らない、とわたしは思います。

むしろ、そのコンテンツや企画の内容から想起されることを大切に強く伝わるように考えます。
例えば、その企画が15秒のCMだったらどう表現されるべきか。
そのコンテンツの案内がラジオで流れたら、どんな声のトーンなのか。

そして、それらに呼応してくれる、反応してくれるひとの中に生まれるであろう心理を言語化、視覚化していきます。
ステートメントで輪郭をはっきりとさせていきます。
すべては、クライアントや商品や事業にしか言えない事を見つけてからしか、生まれません。

ご依頼の前に、ご相談でもいいです。
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