【商品と生活者の関係性をリブランディングする】関係性の見つけ方を分かりやすくお伝えします。

対象となる商品の、生活者との、今の関係を分解していく

どういう購買動機であったり、何を以て「今」買われているのか?を書き記していきます。
前回は、カレーのレトルト食品でしたね。
「仕方ないから買う」の背景に「本当はちゃんとしたものを作ってあげたい」を見出しました。

そこから「ちゃんとしたもの」とは、どのような状態なのか?
それを言語化していきました。
つまり、言葉で可視化したわけですが、対象を複数に広げる事で、もっと強い共通要素が見えてきます。

どういうことか?
関係性を、まず可視化する。
それを、概念として、抽象化していくことが、とても重要です。

概念の要素を得る

視座を高めたてみたり、「つまり~」とか「要するに~」など、対象から見て取れる「注目すべき箇所」を見つけていきます。
また、あえて、他の対象や事象も見てみる。
複数の対象物から「共通する要素」抜き出していきます。
なぜわざわざ、ほかの対象物や事象まで、範囲を広げなくてはならないのか?
考える時間が増えるだけではないのか?
というか、疲れる・・・とネガティブな感じになりがちですが、ここはひとつ、そうした方が良い理由を書きます。

最大公約数みたいな、普遍的な共通要素を見つける為です!

または、対象物や事象を「置き換えて」考えてみてもいいと思います。
なぜなら、その思考の先に、良い企画案や劣化しにくいコピーや世界観を創る上でのコアなものが潜んでいるからです。

何かを表現していく上で、とても重要だということです。
しかも、強く、記憶されるような表現を目指すのであれば、とても重要です。

生理的な欲求より、高次な欲求を満たす関係性。

最近は、このような視点からのモノづくりが大切かと考えます。
高次な欲求。
人間の高次レベルの意欲。
これは、脳の視床下部よりも、上位の中枢において生じていると推測されているようです。
脳を調べていくと、難しい漢字やイメージしづらい文章が並びます。
それでも、さらっとでいいので読んでみてください。
何かを表現するときに、それを見る人の、視床下部の上位の中枢めがけて、届けーーー!と、創作意欲が出てくるはずです。


ひとの欲を深掘りする。

バサラ大名は、欲望の赴くままの振る舞いであったにも関わらず、ものすごく知識欲も収集欲もあった。

これ、現代を生きる我々に、大きな示唆を与えてくれました。
どういうことか?
酒も飲む。豪華な食事や着物を着る。
街を我が物顔で歩く。ときに暴力を振るう。
欲望の赴くまま、なのです。
残された「欲」は、高次の欲だったのです。

現在を生きる私たちの暮らしも、似て非なるような感じだと思います。
つまり、だんだんと、大量のモノ、大量の情報、に煩わしさを感じ始めているひとが多くなってきています。
それは、まだ知らないコト。
まだ見たことが無い世界。
ちょっと高額な商品でも、それを所有する喜び。
もしくは、そういう思考と所作ができる自分が誇らしい、などの関係性がこれからの在り方だと思います。

色褪せしにくい商品を作りませんか?
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